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ゼニアの”ループ”は次世代のスタンダードに!その理由と特徴を解説

ゼニア「ループ」
  • ゼニアのループがどのような生地なのか特徴や値段が気になる!
  • ゼニアのループが次世代のスタンダードになるってどういうこと?
  • ゼニアのループは安い?品質が他の生地に劣るのかが不安!

ゼニアが2020年に新作コレクションとして発表した生地”ループ”。

ゼニアの生地としては目新しい新作生地で、気にはなるけど詳しく知らないから手が出しにくい・・という方も多いはず。

「リサイクル素材を使っているらしい」

「人気の高級生地に比べると安価らしい」

このような断片的な情報だけでループを【ゼニアでもランクが低い生地】と誤解してはいないでしょうか?

実はこのゼニアのループ、業界内でも今後のゼニアを代表するスタンダードになるのではと注目されています。

この記事では、ゼニアの”ループ”が持つ魅力や具体的にどのような生地なのかを詳しく解説していきます。

結論から言えば、ゼニアのループは「値段」「品質」さらには「ファッション業界のトレンド」の視点からもオススメできる優良生地で、オーダースーツ初心者でも手に取りやすい商品です。

ゼニアスーツを作ってみようかな・・という方はゼニアのループ、必見ですよ!

目次

ゼニアのループはどんな生地?

まずはゼニアの”ループ”とはどのような生地なのか、基本情報から解説していきましょう。

ループは時代背景やトレンドを強く意識した生地

冒頭でも触れた通り、ゼニアのループが初めて世に登場したのは2020年とかなり新しい生地となっています。

ロゴを見ると、Loopと記載されるべきアルファベットが【L∞p】となっています。

ゼニア「ループ」のタグ
ゼニア「ループ」のタグ

ロゴの∞(無限大)マークは、ループが「従来なら廃棄処分されていた材料」を”再利用”していることを表していて、ロゴを見ただけでもオシャレで環境に優しい生地であることが伝わってくるようです。

サスティナビリティ(人や社会の持続可能な発展)を強く意識した”ループ”は、SDG’sが世界的に叫ばれている中でゼニアが新たな時代に向けて発表した渾身の最新コレクションなのです。

ループの原料は廃材と言えどもゼニアクオリティ!

ループ登場以前は「捨てられていた」と聞いてしまうと、品質や仕上がりに不安を抱く人も居ると思います。

しかしループという新時代の生地をあなどってはいけません。

ゼニアの場合、廃材と言えども超一流の品質を有した原毛であることに変わりは無く、実際に生地を見ても「本当に廃材を再利用したの?」と疑ってしまう程です。

例えばですが国産和牛のA5ランクの肉で生じた端切れや、最高級のマグロで廃棄予定の骨についた身の部分は、食べれば絶対に美味しいのは想像に難くないですよね。

最高品質の素材を扱う場合、本来ならば捨ててしまう部分であってもその品質はやはり高品質だということを、ループの生地を見ると改めて実感させられます。

ループはコスパ最強の生地なのに高品質!

ゼニアのループは素材の表示に「Sustainable Wool」、つまりリサイクルした羊毛を使ってますよ!と記載されています。

このSustainable Wool、実はゼニアの様々な生地で余った羊毛をミックスして作られた素材。

当然ですが、ミックスされる原毛には高ランク生地として有名な「ミルミル」や人気の「トロフェオ」の廃材も含まれているので、その肌触りや光沢は他の生地と比べても見劣りしない素晴らしい仕上がりとなっています。

ミックスされる比率などは不明ですが、ループが高ランク生地の廃材を含んでいると考えればその仕上がりも納得です。

また、ループは廃材を再利用しているので原価が抑えられ、他の生地に比べると価格が安い点も大きな特徴です。

まさにループは「高品質で低価格」を実現した、ゼニア史上最強コスパを誇る生地だと言えるでしょう。

ゼニアの”ループ”その具体的な特徴と価格

環境に優しいリサイクル素材で作られ、コスパに優れた生地として注目されているゼニアのループ。

ここからは実際にループでスーツを仕立てる際に役立つ、より具体的な詳細情報を解説していきましょう。

ループは生地性質の違う2種類から選べる

ループには、以下の異なる特徴を持つ2種類の生地が存在します。

●Sustainable Wool100%のループ

1つは、Sustainable Woolのみで作られたループ生地です。

ゼニアらしい上質な肌触りはそのままに、光沢と価格は抑えめになっている点が大きな特徴。

大手テーラーでオーダースーツを作る場合、\99,000~と10万円を切る価格帯という驚きの安さがウリです。

●シルク混紡タイプのループ

もう1つは、Sustainable Woolにシルクが混紡されたタイプのループ生地です。

シルクを混紡することで、光沢となめらかさがアップした高級感のある見た目が大きな特徴。

こちらは\110,000~と、若干高くなりますが高級感を重視するならオススメですね。

ループは季節を問わないバランスが良い生地

ゼニアのループは、オールシーズン対応の生地となっています。

目付(重さ)も、250~300g前後と比較的軽い着心地です。

シルク混紡タイプの方が軽くなっています。

ループは柄の選択肢も魅力の1つ

コスパ重視のSustainable Wool100%、高級感や軽さ重視のシルク混紡と、ニーズに合わせて選べるループ生地ですが、色柄のラインナップが豊富な点も大きな魅力です。

  • 無地
  • チェック
  • ストライプ
  • マイクロ柄

このように様々なラインナップがループにはあるので、好みや目的に応じたスーツを仕立てやすい生地となっています。

ループの無地
無地
ループのチェック柄
チェック
ループのストライプ
ストライプ
ループのマイクロ柄
マイクロ柄

ループとSDG’sの波との関係性

冒頭で”ループ”が今後のゼニアを代表するスタンダード生地になるかも・・とお伝えした理由の裏には、世界情勢とファッション業界のトレンド傾向を解説する必要があります。

SDG’sの波と共にファッション業界へ非難の声が

2015年の国連サミットで採択された持続可能な開発目標、通称SDG’sは日本でも聞き馴染みのある言葉として浸透したのではないでしょうか。

世界では日本よりも早い段階から、環境問題や既存の製造方法を見直す取り組みが行われてきました。

そんな中で強い批判に晒されることになった業界の1つが、ファッション業界です。

1年間におよそ10億枚、この数字が何を表す数字か判るでしょうか?

これは【年間で”新品”のまま廃棄される服】の枚数で、大量生産と大量廃棄をくり返すブランドに対して不買運動が起きるなど、業界全体に対する世間の風当たりはSDG’sの波と共に強く大きな動きとして無視できないようになっていきました。

サスティナビティを重視する高級ブランドが続出

こうした世界的な流れを敏感にキャッチして、ハイブランドと呼ばれる一流企業は様々な形でサスティナビティを重視した方針を発表するようになります。

例えばグッチはSDG’sが採択される前からジェンダーレスを掲げ、女性を積極的に雇用したり要職につかせるなど時代を先取りした活動で評価されてきました。

2019年には温室効果ガスの排出を相殺したカーボンニュートラルを達成するなど、グッチはSDG’sに力を入れているハイブランドの代表格と言えるでしょう。

現在ではSDG’sを意識した活動を率先して行うのは一流企業の”責務”という風潮さえあります。

ゼニアが満を持して発表したループは、まさにゼニアのブランドイメージを担う大きな役割を果たす生地で、ゼニア渾身の一押し商品であることは間違いないと言えるでしょう。

ゼニアのリブランディング

ゼニアのループが主力生地になるかもしれない理由として、リブランディングの動きを見せている点にも注目です。

銀座にあるゼニアの旗艦店が移転したのをご存知でしょうか。

SDG’sの流れだけでなくコロナ禍による影響でスーツ全体の売上が激減し、ゼニアはカジュアルウェアを中心としたシフトチェンジの動きを見せています。

スーツに関してもス・ミズーラ(オーダーメイドスーツ)というゼニアの原点に立ち返り、既製品のスーツではなく受注生産をメインとした形が主流になると予想されます。

廃材を再利用したループを使い、受注してから仕立てることで廃棄を減らすという方針を考えれば、ループがゼニア生地のスタンダードになるのは当然の流れなのかもしれません。

消費者側の認識が大きく変化する未来も現実的にあり得る!

SDG’sを強く意識した取り組みは、企業だけに限った話ではありません。

私たち消費者側の価値観や認識にも大きな変化の兆しがすでに起き始めています。

一般消費者の”ニーズ”が大量廃棄の原因だった

年間で10億枚もの衣服が一度も袖を通される事無く廃棄されているとお伝えしましたが、この由々しき事態を引き起こしている一番の原因は消費者の”ニーズ”にあります。

ファストファッションが流行した背景には

「安くてそれなりの服が欲しい!」

という消費者のニーズがあり、これを実現しようと企業が努力した結果が大量廃棄へと繋がっているのです。

より原価を抑えようとして、劣悪な環境で信じられないような低賃金で労働させていた工場では事故で尊い命が失われていますし、安くするために過剰な生産をするので廃棄処分される服も増える一方になっていました。

事故や廃棄処分の事実が明るみになった企業は非難の的になりましたが、冷静に考えると消費者のために”企業努力”をしていただけとも言えます。

こうした事実を重く受け止め、SDG’sを消費者の立場からも実践しようという動きが世界各地で広がっています。

不買運動とサスティナビティブランド歓迎の風潮

日本ではまだまだSDG’sに高い関心を寄せる消費者は少ないですが、海外では著名人やインフルエンサーなど強い影響力を持った人が、サスティナブルなファッションをSNSなどへ投稿する動きが目立つようになってきました。

例えば、映画「ハリーポッター」シリーズでハーマイオニー役を務めたエマ・ワトソンは、環境保全活動に力を注いでいて自身のインスタやツイッターでも度々サスティナブルファッションを披露しています。

https://twitter.com/EmWatsonJP/status/1442862238738518023?s=20&t=OigfXQQ0ytIAHO_Cpmr6mw

このように若い世代を筆頭に消費者側もSDG’sに高い関心を持ち、サスティナビリティが高いブランドを歓迎する動きが活発になってきているのです。

いくら安くても時代にマッチしていない大量生産・大量消費をするブランドはダサくて、利益度外視で環境を考えた服を扱うブランドがCoolだ!という文化が徐々に世界中で広がっていて、このトレンドがいずれは日本にも上陸する可能性はあり得る未来として考えなければなりません。

未来を見据えた経営者はループに高い関心を寄せている!

近い将来、消費者側にもSDG’sを軽視できない時代が来る!

そう感じている経営者や著名人は少なくないようです。

環境問題に率先して取り組んでいる企業のCEOが、SDG’sの取り組みに消極的なブランドのスーツを着ているだけで説得力が低くなる・・なんてことも現実的に起こり得る未来が来るかもしれません。

ゼニアのループは、サスティナブルファッション優遇の時代を彩るスーツの常識となる可能性がある生地です。

コロナ禍が落ち着きスーツの需要が高まった時に、SDG’sを体現したループは時代の流れとマッチしてゼニアのスタンダードになるはずです。

単純にスーツ生地としても高品質なループですが、環境問題に強い関心を寄せる方や経営者など社会的地位の高い方にもオススメ出来る生地なので検討してみてはいかがでしょうか。

ゼニアの”ループ”は次世代のスタンダードに!その理由と特徴を解説まとめ

ゼニア生地の新たなスタンダードとして登場したループは、SDG’sを意識したサスティナブルなスーツ生地です。

ゼニアならではの高品質な原毛をミックスして縫製された生地は、低価格で高品質という最強コスパを実現したオススメ生地となっています。

おさらい
  • ゼニアのループは廃棄されていた原毛をミックスして作られている
  • 低価格に抑えられ、豊富なラインナップで様々なニーズに対応
  • 近い将来、サスティナブルスーツの代名詞となる可能性も

SDG’sへの取り組みは、企業だけでなく国を挙げたプロジェクトとして私たちの生活様式に大きな変化をもたらす可能性があります。

ゼニアのループは、低価格で高品質という消費者にとっても嬉しい生地であると同時に、SDG’sへの貢献にも繋がるスーツ生地という一面も併せ持っています。

スーツ初心者からゼニア上級者まで、幅広いユーザーに自信を持ってオススメ出来る生地なので、スーツを作る際には是非とも候補に入れて検討してみてください。

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