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    ゼニアの「ミルミル」は最高級ランクの生地!価格や詳細を解説

    ゼニア「ミルミル」
    • ミルミルって何? ブランド名?それとも素材名?
    • ゼニアスーツが欲しいけど最高級のミルミルを買えばいいの??
    • ミルミルとトロフェオとの違いは?

    ゼニアを扱うテーラーやオーダースーツ店でミルミルを目にしたことはありませんか?

    特徴的な名前だから覚えているという方も多いのではないでしょうか。

    それなのにイマイチ何を指しているのか、どんな生地なのか分からないという方のために、ゼニア素材を専門に扱うGINZA SAKAEYAがミルミルについて詳しく解説していきます。

    この記事を読めば、ゼニアオーダースーツが初心者の方でもしっかりとミルミルを理解することができます。

    ゼニアオーダースーツを創る際にぜひ役立ててください。

    ゼニアのほかの生地をチェックしたい方は「ゼニアの生地一覧」も参考にしてみてください。

    目次

    ミルミルとは?

    ミルミルとは、イタリアの最高級服地メーカーであるエルメネジルド・ゼニア(以下ゼニア)が生産する生地の名称を言います。

    ゼニアが生産する生地には、ウールやカシミヤなど使用する原料のグレードや混紡率(こんぼうりつ)によっておよそ15~20種類に分類(生地分け)をされています。その数ある生地の中でも特に最高級の品質を誇るのがミルミルです。

    さらにミルミルには、使用する糸の太さによって15ミルミル15、14ミルミル14、13ミルミル13、12ミルミル12の4つに分類されています。

    ゼニア ミルミルは世界最高峰の服地

    ゼニア社の数ある生地の中で、ミルミルは最上級ランクに位置する服地です。

    その高級感や圧倒的な品質の良さから世界中のVIPやCEOにも愛用されていて日本では、俳優の渡辺謙さん、タレントの堺正章さん、歌舞伎役者のら数多くの著名人がゼニアを好み、ミルミルで仕立てたスーツを着用しています。

    またミルミルに使用される原毛は、一般的な太さとは異なり非常に繊細な糸が使用されています。

    生地表面にはゼニア特有のヌメリが感じられ、嫌みのない自然なツヤ感を見ることができます。

    しなやかでトロッとした極めて柔らかなソフトタッチは、ゼニアのミルミルだからこその特徴といえます。

    一般的な仕立て工房では扱えないミルミル シリーズ

    繊細で希少な高級素材として人気を博す一方で、ミルミルのオーダースーツを注文する際は注意が必要です。

    それはミルミルのスーツを仕立てるテーラーの技術量です。

    ミルミルという生地は非常に糸が細く柔らかいため、スーツを作る過程である生地カッティングや縫製が非常に難しいと言われています。

    熟練の職人でさえも、ハサミを入れるときにブレてしまったり、縫製の工程でヨレが発生する可能性が高くなるのです。

    国内でミルミルのスーツを仕立てることができるのはハンドメイドの技術を有するほんのわずかの工房しかありません。

    仕立てる際には仕立て方法にも十分注意してオーダーすることをおすすめします。

    ゼニア ミルミルの代表的なシリーズ

    ミルミルは使用する糸のグレードによってさらに細かく分類されます。

    ここからは各分類について詳しく解説していきます。

    ゼニア 15ミルミル15

    ゼニア「15ミルミル15」のタグ
    ゼニア「15ミルミル15」のタグ

    15ミルミル15(クインディッチ・ミルミル・クインディッチ)に使用されている原毛は、繊維の平均直径が約15ミクロンのものです。

    ちなみに、ゼニアの中でも最もクオリティが高いとされるトロフェオに使用される原毛は平均直径約16ミクロンですから、これよりさらに細い原毛を使用していることになります。

    これほど細い原毛は非常に貴重です。衣料品に適しているメリノ種の羊から取れるウールをメリノウールといいますが、まずこの繊維の平均直径が約23ミクロン。

    中でも上質な衣料品の原料として使用されるスーパーファインメリノウールの繊維の平均直径が19.5ミクロン。

    このスーパーファインメリノウールの生産量は、全メリノウールの生産量のわずか15%程度しかありません。

    そこから考えると、15ミルミル15に使用されているわずか15ミクロンという細さの原毛がいかに貴重なのかが想像できることでしょう。

    主に服地として販売されるものは、一年間を通じて着用できるスーツ生地が中心で、色味は濃紺やグレー、ブラウン、柄は無地からピンストライプ柄、チェック柄まで豊富なバリエーションで展開しています。

    ゼニア 14ミルミル14

    ゼニア「14ミルミル14」のタグ

    15ミルミル15よりもさらに細いウールを採用し、カシミヤを混紡したものが14ミルミル14(クワットロディッチ・ミルミル・クワットロディッチ)です。

    1本ずつの糸に使用しているのは、名称に由来する14ミクロン(1ミクロン=1000分の1ミリ)の極めて繊細な糸が使われています。

    生地にはミルド加工と呼ばれる生地表面に敢えて毛羽立ちをかけ、暖かみを出す加工が施されており、寒い冬(10月前半~2月後半)まで着用することができる秋冬素材となっています。

    一般的にミルド加工を施すことで、厚みが増して着心地も重くなります。スーツによっては野暮ったく感じることもあるかもしれません。しかし、ゼニアのミルド加工は他社と異なります。

    素材の重さを変えることなく加工を施すことができるため「世界一軽いミルド素材」(1メートルで280g)として、ゼニアの技術とクオリティは世界中で認められています。

    近年では、オーダーコートとして仕立てることもできる生地が14ミルミル14から発売されました。

    こちらもぜひご覧ください。

    ゼニア 13ミルミル13

    ゼニア「13ミルミル13」のタグ
    ゼニア「13ミルミル13」のタグ

    14ミルミル14よりも、またさらにグレードの高いのが13ミルミル13(トレディッチ・ミルミル・トレディッチ)です。

    名称にある「13」は生地に使用される紡毛繊維の直径が13ミクロン(Super210’s相当)から由来します。非常に細やかな繊維を使用したゼニア社の中でもプレミアムに値する素材です。

    この13ミルミル13は、人間の髪の毛の直径が50~60ミクロン、そしてゼニア スーツのスタンダード素材「トロフェオ」が16ミクロンということを考えれば、並外れた細さであることがわかります。

    ゆえに生産量は限定され、数年に一度リリースされるのみとなっています。その素材ゆえに生産数はゼニア社全体のわずか3%。

    日本では毎シーズンの発売が約束されておらず、ゼニア本社があるイタリアを中心にヨーロッパやアメリカでのみ流通することも多くあります。

    国内でゼニアを取り扱うショップを探してもなかなか見つけることができません。

    また、スーツを仕立てる際には熟練の職人であっても取り扱いは注意が必要です。国内では縫製を行える工房すらも限られています。

    シーズンによって入荷状況が異なりますがGINZA SAKAEYAにも入荷するときがございます。

    その場合は生地の良さをより体感していただくために、全体の約6割をハンドメイドで仕上げる“ハンドメイドカスタムオーダー”をお勧めしています。

    例えば肩付け部分を手縫いにすることで、マシンメイドでは実現できない腕の可動域を広げることができます。

    さらには職人による卓越したアイロンワークを取り入れ、縫製段階で生地にゆっくりと熱と蒸気を加えます。

    これを繰り返し行うことでスーツに立体感が生まれ、ゼニア特有の美しいドレープ感とワンランク上の着心地を体感することが可能です。

    ゼニア 12ミルミル12

    ゼニア「12ミルミル12」のタグ
    ゼニア「12ミルミル12」のタグ

    13ミルミル13を凌ぐ、幻とも言える素材がゼニアにはあります。

    それが12ミルミル12(ドゥーディッチ・ミルミル・ドゥーディッチ)です。

    ゼニア以外のブランドを含め世界中に存在する服地の中で最も高級といっても過言ではありません。

    ゼニアを取り扱うテーラーにおいても国内ではほぼお目にかかることはできないでしょう。

    また、ゼニア社は12ミルミル12について下記のように表現しています。

    「我々ゼニア社は過去100年間に渡り、不可能と思われたファインファブリックを追求し続けてきました。そして、ついに究極の品質を持つ12ミルミル12の生産に成功しました。この素材はラグジュアリーの代名詞であり、クラフトマンシップの極みです。12ミルミル12は100年に渡る技術革新と、自然への揺るぎない敬意の産物なのです」

    12ミルミル12の1年間の生産量はわずか3000mととても少ないです。

    繊維の細さは12ミクロン(1ミクロン=0.001mm)で、ビキューナやカシミヤをも凌駕する繊細さを持っています。

    この比類なき高品質は、羊が育つオーストラリアとニュージーランドの豊かな自然環境、そして湿潤な気候がカギを握っています。

    羊の生育から羊毛の採取、ファブリックの仕立てまで、あらゆる段階でゼニア社が誇る高度な専門知識が注ぎ込まれ、12ミルミル12はゼニア最高級素材の中でエクスクルーシブなコレクションとして展開されています。

    色柄は極めてシンプルで濃紺をベースとしたカラーを中心に、素材の良さがダイレクトに伝わってくるプレーン(無地)または小柄がデザインされています。

    GINZA SAKAEYAでは、長年の実績と信頼から12ミルミル12のスーツ素材を特別にお取り扱いをしておりますが、限られた数量を世界共通で販売するため人気のある色柄から売り切れとなる可能性がございます。

    ご希望される方はお早めにお問い合わせ頂きますようお願いいたします。

    ゼニア ミルミルの価格

    ゼニアのミルミルシリーズは、数ある生地の中でも最高級に値する生地です。

    価格帯は他のゼニアよりも高価で当店では出来上がり価格税込19万8000円~(15ミルミル15)のご案内となります。

    参照までにゼニア直営店で購入する場合はホームページによると52万9000円~(仮)と掲載されています。

    おすすめのミルミルは?

    私たちはゼニア素材に特化したオーダーメイド専門店です。

    これまで様々なお客様にゼニアのミルミルスーツをお創りしてきました。

    着用シーンにもよりますが、普段のビジネス用としておすすめしているのは一年間をつうじて着用できる「15ミルミル15」です。

    勝負時にも着用できるスリーピースでのお仕立てがおすすめです。

    世界最高級服地ミルミルシリーズ

    ゼニアのミルミルは紛れもなく、世界最高級の素材だと言えます。先述のように各国の首席や起業家、スポーツ選手、映画俳優など様々な著名人やVIPにも愛用されています。

    また、ゼニアミルミルは誰もが知る高級ブランドのスーツ生地にも採用されています。それらの高級スーツに使用される生地の約30%がゼニアミルミルだと言われています。これだけの高級感を備え世界中に愛される素材は他にはありません。

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