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    ゼニアスーツに付けられたタグ(ラベル)は何が違うの?赤タグ・青タグの違いを詳しく解説!

    ゼニアスーツのタグについて
    • ゼニアのタグ(ラベル)の価値って?タグに込められたブランドの想いと意味とは
    • 赤タグ、青タグ、黒タグ、ネクタイにも……ゼニアのタグ、その種類の違いは何?
    • 購入時に要確認!「ゼニアタグ」の悪用品スーツと正規品スーツの見分け方

    ゼニアの生地で仕立てられたスーツには大抵の場合、ゼニアのタグ(ラベル)がつけられています。これは使用した生地には全てブランドのタグがつけられており、その生地を使用した証明として裏地などに縫い付けられているのです。

    赤タグ」「青タグ」「黒タグ」など実際にゼニアのスーツを購入しようとした際に、生地やラベルについて様々な疑問を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    実はゼニア社のスーツ用生地はタグの種類で「どんな用途で作られたのか」「どういう流通ルートで仕入れたのか」「どのようなところで仕立てられたのか」がわかるようになっているのです。

    本文内で詳しく説明をさせていただきますので、購入時のご参考に是非最後までご一読ください。

    目次

    ゼニアの生地に付けられたタグ(ラベル)への想いは「誇りと自信」

    エルメネジルドゼニア
    エルメネジルドゼニア

    「エルメネジルド・ゼニア」のスーツに使用されている生地には必ず「CLOTH」「Ermenegildo Zegna」というブランド名と「Traveller(トラベラー)」「ELECTA(エレクタ)」などの生地の名前が記載されています。

    中には「TROFEO(トロフェオ)600」や「HIGH PERFORMANCE(ハイパフォーマンス)」など登録商標のマーク(Rを〇で囲んだマーク)がついたものまで。

    このように生地名を商標登録までしていたり、仕立てたスーツにも生地のタグをつけている理由はなぜでしょうか。
    それはイタリアという国が認めた信頼性の高い生地で作られたスーツであるというゼニア社の保証と誇り。
    また「こだわり抜いて作られた上質な生地のスーツを愛着と自信を持って着こなして欲しい」というゼニア社からスーツオーナーに向けた想いを感じられるメッセージでもあります。

    ゼニア社といえば、生地の質において右に出るものはないトップブランドと言われています。
    オーストラリアの契約農場で飼育される羊から原毛を仕入れ、最高品質の部分のみを使用するという世界中の生地メーカーで最も贅沢な買い付けをする企業なのです。

    厳選された素材から生み出される高品質なウールを使用し、光沢感に優れ、肌触りの良いゼニアの生地。
    シワに強く人気の高い「トラベラー」や、極上の光沢感と肌触りの上に軽量な看板生地の「トロフェオ」など、同じメーカーの生地とは思えないほどそれぞれに個性がありバラエティーに富んでいます。

    そして生地の種類ごとにタグの色や表記は異なります。どういった使い分けがされているのか次の章で詳しく解説します。

    赤、青、黒などタグ(ラベル)の種類は生地の用途や流通ルートで決まる

    タグの色の違いを簡略化して説明すると次のようになります。

    赤タグ(赤ラベル)は正規代理店から輸入されたオーダースーツ専用の生地

    エルメネジルドゼニアの赤タグ
    エルメネジルドゼニアの赤タグ

    赤タグがつけられる生地の条件は以下の通りです。

    • オーダースーツ専用の生地であること
    • 日本の正規代理店であるゼニアジャパン株式会社を経て流通していること

    オーダースーツ専用の生地であっても、流通ルートがゼニアジャパンを経ていなければ赤タグがつけられることはないのです。
    これらの生地はテーラーが仕立てるオーダースーツ専門店などへと流通していきます。
    なお、ミルミルなどオーダースーツ用生地であっても専用の青タグ(青ラベル)がつけられている場合もあります。

    青タグ(青ラベル)は既製品向け、または並行輸入されたオーダースーツ用の生地

    エルメネジルドゼニアの青タグ
    エルメネジルドゼニアの青タグ

    青タグがつけられる生地の条件は以下の通りです。

    • ゼニア社と契約しているショップ・ブランドが作る既製品用の生地
    • オーダースーツ用の生地でもゼニアジャパン株式会社とは別ルートから輸入された生地(並行輸入品)

    例えば、ポールスミスやビームスなどゼニア社と正式に契約し、それぞれのブランドで製作される既製品スーツなどに使用される生地などがそれにあたります。
    またオーダースーツ用の生地であっても、ゼニアジャパン社を経ていないものは青タグ(青ラベル)がつけられています。
    特に品質に変わりはありませんが、こういった細かな点でも区別をし管理をしているのはさすがゼニアというところではないでしょうか。

    黒タグ(黒ラベル)は直営店で販売された商品の証

    それでは黒タグ(黒ラベル)はどのようなスーツに付けられるのでしょうか。

    現在、黒タグは直営店で販売されている既製品にのみつけられるタグとなっています。
    「ゼニア直営店で購入した」というステータスをさり気なく表す証です。

    黒タグは以前、フォーマル用に仕立てられたゼニアスーツに付けられる「どんな用途で仕立てられたか」を示すものであった時期もありました。

    そのときの黒タグにはブランド名とともに「Cerimonia(セレモニア)」とのみ記載されています。
    (一部のTrofeo(トロフェオ)、フォーマル専用と想定されているSoltex(ソルテックス)は生地名が併記されていることもあります。)

    黒タグ(黒ラベル)を付けるかどうかはお客様の要望を聞いた上で各テーラーの判断に任せられていました。
    仮にソルテックスで仕立てられたスーツであっても、ビジネスシーンでの利用を想定されている場合は赤タグ(赤ラベル)を付ける場合があったのです。

    タグに意味が込められているがゆえに、礼服の印象が強くなってしまう黒タグ(黒ラベル)の付与については慎重だったということでしょう。

    そういった古い黒タグ(ラベル)は間違いなく高品質なオーダースーツの証。大切に愛用していただければと思います。

    ゼニアスーツに付けられるタグは「名刺」のようなもの

    ゼニア社のスーツ用生地は、なんと毎シーズン800種類以上のものが企画され、発表されています。
    これらはトロフェオ、トラベラー、エレクタなどの人気の高い定番生地と、その年の流行を予測・先取りし、企画提案される新たな生地を合わせた数です。しかし、全ての生地が日本に輸入されるわけではありません。

    先にタグ(ラベル)の色の違いについて説明した通り、既製品用とオーダー用の生地ははっきりと区分されています。
    既製品の生地でオーダースーツが作られることはありませんし、逆にオーダー用の生地でブランドなどの既製品が作られることもありません。
    生地のテリトリーはしっかりとゼニア社により管理されているのです。

    つまりこれらのタグ(ラベル)はその生地がどういった種類のものかを示す、さながら名刺のようなものなのです。
    その品質に対する誇りや自信はゼニア社で作られたネクタイにも同じように「Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)」のブランドタグがついていることからも感じ取ることができます。

    それほどの価値をあらわすタグ(ラベル)ですが、稀に悪用されてしまうケースも。
    どういった例があるのか次の章で詳しく説明します。

    ゼニアのタグ(ラベル)を見極めて本物のゼニア生地で仕立てたスーツを!

    ゼニアの生地を使用したスーツは直営店で入手するか、オーダースーツ専門店で自ら生地を選び、テーラーによって仕立ててもらうのが一番間違いのない方法でしょう。

    しかし先ほどご紹介した通り、ポールスミス、ビームス、洋服の青山など、正規でゼニア社と契約をしているスーツメーカーでも既製品専用の生地を用いて自社ブランドのスーツを製造・販売しています。

    本来であれば、使用した生地のラベルは袖口に仕付け糸で縫い付けられ、着用時には簡単に外せるようになっています。
    もしくは、スーツの裏地にゼニアの青タグ(青ラベル)と一緒にスーツブランドのロゴが縫い付けられていることも。
    これは各社のブランドスーツの高品質さや価値のアピールと、そのためにゼニア生地を用いているという証明でもあります。

    しかし中には不自然にゼニアの青タグ(ラベル)だけが裏地に縫い付けられているスーツが販売されていることがあります。

    例えば、スーツメーカーのブランドタグが入っていない場合や、元のブランドタグが外され雑に後付けで青ラベルだけが縫い付けられている場合など、詐欺まがいの悪質なものまで……。

    前者の場合は、日本の既製品にあわせて型紙で作られたものであったとしても、本物のゼニア生地を使用している可能性はあります。
    しかし後者の場合はゼニアの生地を使用していると偽っているわけですから、もはや詐欺の領域です。

    格安のゼニアスーツと謳って通販や店舗販売されている場合はそういった点にもご注意ください。

    ゼニア生地のタグ(ラベル)の意味を知り、審美眼を持って選びたい高級スーツ

    この記事ではゼニアのスーツ用生地に付けられたタグ(ラベル)の意味。赤タグ、青タグ、黒タグなどの色による生地の種類や用途の違い。
    そしてゼニア生地が使われているスーツの見極め方について解説をしてきました。

    タグ(ラベル)によって既製品用かオーダースーツ用か、輸入ルートが正規代理店からか、それ以外の並行輸入品なのかなどの違いはあります。

    しかしタグ(ラベル)の色の違いでどちらが優れているという違いはありません。
    イタリアが認めた信頼あるゼニア社が、高品質なスーツ用生地として情熱と誇りを持って製造し、厳しい基準に合格した生地である証明であることに間違いはないのです。

    ゼニアスーツに付けられたタグ(ラベル)の意味と色の違いについてのおさらい
    • ゼニアスーツのタグ(ラベル)は国に認められた信頼あるゼニア社の品質保証と誇りの証
    • タグ(ラベル)の赤色・青色の違いは「使用用途」と「流通ルート」によって決められている
    • ゼニアスーツと偽って販売されている格安スーツには要注意!タグ(ラベル)で見分けましょう

    ゼニアスーツを購入される際には、こうしたタグ(ラベル)がついている意味と色の違いを知っていただき、ゼニアらしい美しいシルエットや高い品質から溢れ出る上品さを見極めて、是非あなただけの特別な一着を手にいれてください。

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